かなりまじめな話

id:dslenderさんのところの2005.10.30のブログから。
私が普段何気に考えてたようなところを書いていたので。
そもそも靖国問題ってなんじゃらほい、と思うところ。
仙人掌自体は

• • A級戦犯合祀
  • 政教分離

だと認識していている。
じゃぁ、追悼施設を作ればその2点は解消されるかと考えるが、

1. 靖国神社という伝統的な追悼施設があるのに、別の追悼施設など不要。
2. 国家が戦没者追悼など個人の生死に関わること自体が宗教的に相応しくない。（これは積極的な異論ではありませんが）
3. 施設建立のコストに見合うだけの国益が得られるか、疑問である。

という反対意見がある。
どれももっともと思うし、特に2については、第二の靖国を作るのではという批判が出てもおかしくない。
id:dslenderさんの論調はわかりやすくしかも、仙人掌もほぼ同意見。（違う点は首相の参拝に対して、異議がある点。言動と行動の不一致と言う理由*1）
要は日本国民の大多数が納得できない以上は、追悼施設を作るとかえって問題の傷口を大きくしかねないかと、危惧してるところ。（歴史認識とかね）


まぁ、そもそも日本国内の右翼ネチズンが多いのはなぜなのか？←こっちが本題かな
別にこれって日本だけの特別なことじゃないんだよね。
掲示板なんかで書いてるのは大抵は、ストレス解消でしょうね。
じゃぁ、なぜそういうことをするのか。
多分、各個たる何かが持てない、アイデンティティーのようなものの喪失が社会の根底にあるからかなと、考えている。
理想の自分と現実の自分との埋められないギャップ、その寄り代を国に求めているのかな、と。
実際そういうのって、楽だからね。
結局うまく自己肯定ができないのかな？
（それなら、プライドなんて捨てちまえ、って思うんだけど）
俺がダメなのはあいつらのせいだって、そうやって責任転換をすることで、自己肯定してるんだろうかな。
というか、そういうことができる口実がほしいんだろうね。
こういう意見を言うとおそらく、嘘っぱちを嘘と言って何が悪いとか、向こうが悪いのだからせめてなぜ悪いとか、まぁ、言いたいことはわかる。
就活してて感じたことは、何をもって自分とするのかっていうのは、結局自分でしか決められないし、だれも決めてくれないんだよね。


仙人掌はかなり打たれ弱いし人間としても弱い。
みんないろいろあると思うけど、他人への責任転換ってのはかっこ悪いと思う・・・。

*1:こういうのは日本だけの問題じゃない